初めてのケアマネジャー契約!相性が悪いと感じたら人選の変更も可能です
あなたと一緒にこれからの介護のことを考えてくれるケアマネジャーは、介護保険のプロではありますが、その練度には個人差がありますし、あなたと同じ人間ですから人間同士の相性も存在します。
場合によっては、初めてのケアマネジャーを選んだ後に「相性が悪い…。」と感じたり、「こちらの希望を全然聞いてくれない…。」といった不満を抱くこともあるでしょう。できることなら、自分と相性がよいと感じられるケアマネジャーを選びたいですよね。
今回は「ケアマネジャーの人選や変更ができるのか?」といった部分について紹介していきます。
ケアマネジャーは人選も変更もできる!
認知症の親に要介護認定の判定が出たら、いよいよケアマネジャーと契約をしてケアプランを作成していきます。果たして、契約するケアマネジャーはこちら側が自由に選んだり、変更したりできるものなのでしょうか?
初めてのケアマネジャーは選べる!
初めてケアマネジャーと契約する場合はわからないこともたくさなり、最初に出会ったケアマネジャーの話にうなずきっぱなしでそのまま契約という流れになるかもしれません。
しかし、利用者側には契約するケアマネジャーを選べる権利があります。
要介護認定の判定が出たら、地域包括支援センターや市区町村の介護保険課などの窓口、かかりつけの病院を経由して、利用できる居宅介護支援事業所(ケアマネジャーの所属先)を一通り教えてもらいます。
ある程度目星がついたら、居宅介護支援事業所に電話をかけて面談という流れになります。
面談ではケアプランの原案などさまざまな説明がありますが、このタイミングではまだ正式な契約とはならないので、複数のケアマネジャーと面談することが可能なのです。
認知症の親の症状の具合にもよりますが、できるだけ焦らずに自分や親と相性のよいケアマネジャーを選んでいきたいところです。
ケアマネジャーを変更するための方法3パターン
どんなに慎重に最初のケアマネジャーを選んでも、実際に親の介護に協力してもらっていく中でどうしてもケアマネジャーに対して不満を抱いてしまうこともあります。
しかし、一度ケアマネジャーと契約をしたとしても、後から担当を別のケアマネジャーに変更することも可能です。
具体的なケアマネジャーの変更方法としては、次の3パターンが考えられます。
「パターン1」担当のケアマネジャーや所属する居宅介護支援事業所へ伝える
ケアマネジャーを変更する方法の中で一番ストレートなのが、担当のケアマネジャーやそのケアマネジャーが所属している居宅介護支援事業所へ変更したい旨を伝えるというものです。
しかし「ケアマネジャーを変更してほしい」と言われるのは、ケアマネジャーや居宅介護支援事業所からすればかなりダメージが大きいですし、ましてやこちらから変更してほしいと伝えるのも気が重いですよね。
同じ居宅介護支援事業所の中で新しいケアマネジャーを紹介してほしいという場合は仕方がありませんが、居宅介護支援事業所自体を変更したい場合はパターン2、パターン3の方法を選んでみましょう。
「パターン2」次の契約を希望する居宅介護支援事業所に相談
次のケアマネジャーを今とは違う居宅介護支援事業所に所属している人の中から選びたいという場合は、次に契約したい居宅介護支援事業所の目星をつけて、そこに相談するという方法もあります。
新しい居宅介護支援事業所に、今現在ケアマネジャーと契約していること、変更を希望していることを相談すれば、相談を受けた居宅介護支援事業所がケアマネジャー変更のための手続きを進めてくれます。
今契約しているケアマネジャーと接する機会も最小限に済むので、精神的な負担も少なく済むでしょう。
「パターン3」地域包括支援センターやや介護保険課などの窓口へ相談
「ケアマネジャーを変更したいけど、新しいケアマネジャーをしっかりと選べる自信がない」という場合には、地域包括支援センターや介護保険課などの窓口へ相談してみるという手もあります。
窓口では、ケアマネジャーの選び方や希望に合いそうな居宅介護支援事業所について説明してくれるでしょう。
「途中で変えてくれ」というのは気が重いけど、合わない人とズルズル契約しててもよいことはないので、時には割り切って変えてもらうことも必要ですね。
まとめ
これからあなたはさまざまな介護サービスを利用して認知症の親を介護していくことになりますが、介護のスタイルはケアプランによって変わってきます。
そんなケアプランを作るのがケアマネジャーですから、ケアマネジャー次第で今後の介護人生が大きく変わっていくといっても過言ではありません。
ケアマネジャーは、初めて契約する時点で自分の希望に合った人を選べます。できることなら契約後も変更せずにケアマネジャーと信頼を深められていくのが理想ですが、問題があればいつでも別のケアマネジャーに変更することも可能です。初めてのケアマネジャー選びは不安だらけになりますが、「後から変更できる」ということも頭に入れておいて、あまり気負いしないようにしましょう。
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