【ペット終活のススメ】備えあれば患いなし!エンディングノートの作り方

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最愛のペットが亡くなるとペットロスに陥ってしまう方も少なくはないと思います。

犬や猫の寿命は、人の約1/7という短さなんですね。

ペットは高齢になると、白内障を患ったり、足腰の関節が弱くなったり、心臓や内臓の疾患が起こりやすくなります。また、介護が必要な犬や猫も多くいて、老化による症状は、人間とよく似ています。飼い主としては、家族の一員として最期まできちんと面倒をみてあげたいものですね。近年では、ペットの命を重んじて、人間と同じように『終活』を行うご家庭もたいへん増えています。

ペットの終活においては、最も重視されているのが、『ペット用エンディングノート』の準備です。

それはエンディングノートが、飼い主にとって万が一のことが起きた場合の備えの役割を果たすためです。

しかしながら、ペットは自ら終活に取り組むことができません。ペットにとっては、飼い主だけが唯一の頼りになります。つまり、飼い主の皆さんがペットの終活やエンディングノート作りを行うことになります。

そこで、ここではペットの終活を考え始めた方のために、知っておきたいことや、終活のメリットなどを説明しています。また、『ペット用エンディングノートの作り方』を詳しく解説して行きます!ペットの存在によって、毎日の暮らしが明るくなったり、たくさんの笑顔や癒しを得ている方も、多くいらっしゃると思います。終活は、感謝の気持ちを形にする恩返しです。

どうぞ最愛のペットのため、自分自身のため、終活で精一杯の愛情表現を行っていただければと思います。

【ペット葬儀110番】

ペットの終活に備えて知っておきたい犬や猫の寿命とは?

調査によると、犬や猫の寿命は次のとおりです。

  • 犬:14.76歳
  • 猫:15.62歳

 引用元 一般社団法人ペットフード協会

ペットの寿命を知っておくことは、皆さんにとっても重要なことです。万が一の際、無念な想いがあると将来まで心のどこかで、わだかまりとして残り続けてしまいます。また、突然ペットを亡くした人は、ペットロスになりやすい傾向があります。ペットロスは、日常生活を取り戻すことさえ困難な重度の方もいるほど、深刻な病です。そのような問題が起こらないよう、自らのためにも、ペットの寿命や終末の様子については、あらかじめ知識を得ておくことをお勧めします。

なお、健康状態など個体差によっても異なりますが、ペットの寿命年齢は、主に品種によって異なります。そのため、あらかじめ犬種や猫種ごとの平均寿命を調べておくと、参考になります。

ペットの終活における5つのメリットとは?ペットの終活効果

さて、ペットの終活が皆さんにもたらす効果とは、一体どのようなことなのでしょう?ペットの終活によるメリットは、具体的に次の5つです。

  1. ペットの寿命を予期することで、ペットロスを未然に防ぐことができる。
  2. エンディングノート作りによって、ペットへの認識を深め、より豊かな終末を創出することができる。
  3. お葬式やお墓などの事前調査や準備によって、ペットの終末において介護や看取りに集中できる。
  4. お葬式やお墓探しにあたってゆとりがあるため、供養方法の選択肢が増え、費用負担を抑える可能性も高まる。
  5. エンディングノートによって、飼い主に万が一のことがあった場合、ペットの情報を伝えることができる。

終活は、ペットと飼い主の皆さんにとって、いずれも安心に繋がることばかりです。心通じ合ったペットとの思い出は、亡くなった後もずっと皆さんの記憶に残り続けます。そして、ペットにとってもそれは同じことです。もし皆さんに万が一のことがあったとき哀しむのは、愛犬や愛猫です。相思相愛の想いをエンディングノート作りによって形にすることで、大きな安心感を得ることができます。

次にご紹介するのはエンディングノートの作り方です。

ペット用エンディングノートの作り方!必要項目を一挙にご紹介

人間のエンディングノートは種類豊富に市販されています。

ペットにおいても購入することは可能ですが、項目ポイントさえ抑えれば、ご自身で作成することも可能です。ここでは、ペット用エンディングノートに記録する6つの情報と、項目についてご紹介します。項目内容さえ一致していれば、お手元のノートにまとめたり、パソコンで一覧表を作成して印刷したり、様式は問いません。お気に入りのエンディングノートが完成できるよう、お好みに合わせて、自由に作成してみましょう。

ただしご家族の皆さんで、取り組んでください。ペット用エンディングノートは、ペットへの理解を深めること自体に、大きな「終活の意義」が含まれています。

名前や生年月日などの基本情報

ペットに関する基本情報となる項目一覧です。飼い主なら知っていて当たり前のことばかりですが、万が一の緊急時を踏まえて、誰にでも分かるようにしておくこともエンディングノートの目的の一つです。漏れなく記載しましょう。

  • 名前
  • 呼び方
  • 生年月日
  • 種類や品種
  • 性別
  • 出会い(購入店・場所・紹介者など)
  • 避妊や去勢の有無
  • 飼育方法(室内・屋外・両方)
  • 飼い主の名前と連絡先

食事など日常生活の情報

ペットの日常生活について、食事や睡眠、お散歩などの項目一覧です。成長や老化に伴って変化する事項ですので、数年ごとに回答内容を見直して修正してください。

  • 主食のタイプ(固形・ウェット)
  • 主食フードの名称
  • 1回あたりの主食の量
  • 1日あたりの主食の回数
  • おやつの回数
  • 1日あたりの合計睡眠合計
  • 散歩の頻度と時間

病院や保険会社の会員情報

ペットが加入や参加をしているサービスについて、会員情報となる項目一覧です。連絡先を記載しておくと後々も便利です。

  • かかりつけの動物病院
  • トリミングサロン
  • 加入している保険会社
  • 加入している団体やクラブ

健康や身体に関する情報

ペットの健康や身体に関する項目一覧です。一緒に暮らしている飼い主にしか分からない症状などもあるので、できるだけ詳しく記載します。

  • 現在の病気やケガと症状
  • 与えている薬の名称と与え方
  • 病歴やケガなどの履歴

個性や特徴の情報

ペットに関する個性や特徴などの項目一覧です。その他の特徴には、家族との関係なども詳しく記載しましょう。

  • 好きな食べ物
  • 嫌いな食べ物
  • 好きなおやつ
  • 好きなおもちゃ
  • 好きなこと
  • 嫌いなこと
  • できる芸
  • その他の特徴(例:知らない人が触ろうとすると噛み付く可能性がある)など

ペットや飼い主に万が一のことがあった場合

ペットや飼い主の皆様にもしものことがあった場合の情報です。重要な課題ですので、家族の皆様が納得できるよう、よく話し合ったうえで記載しましょう。お葬式の生前予約や埋葬先が決まっている場合には、その旨を記載します。

  • 飼い主以外の緊急連絡先
  • 万が一の場合のペットの委託先
  • ペットの終末期における要望
  • 亡くなった場合のお葬式・亡くなった場合のお墓や供養方法

まとめ

ペットの終活と、ペット用エンディングノートの作り方についてお伝えしました。まとめると以下のとおりです。

ペットの終活とは?

  • ペットへの感謝の気持ちを形にすること
  • 飼い主に万が一のことがあった場合の備え

ペットの寿命

  • 2019年の犬や猫の平均寿命は14~15歳程度
  • 個体差によっても異なるが主に品質よって異なるため調べておくと良い

ペットの終活の5つのメリット

  1. ペットの寿命を予期することによって、ペットロスを未然防止できる。
  2. エンディングノート作りは、ペットへの認識を深めて、終末を考えるきっかけになる。
  3. ペットのお葬式やお墓などは事前検討しておくと、介護や看取りに集中できる。
  4. ペットのお葬式やお墓探しは事前によって選択肢が増え、費用削減に繋がる。
  5. エンディングノートは、飼い主に万が一のことがあった場合の緊急時にも役立つ。

ペット用エンディングノートに記録する6つの情報

  1. 名前や生年月日などの基本情報
  2. 日常生活の情報
  3. 病院や保険などの会員情報
  4. 健康や身体に関する情報
  5. 個性や特徴の情報
  6. ペットや飼い主に万が一のことがあった場合の情報

終活は、ペットと皆さんとの関係をより豊かにする大切な取り組みです。エンディングノートは、万が一の緊急用対策グッズとしても重要なため、数年ごとに見直して、身近で保管することが好ましといえるでしょう。

ペットにとっても、皆さんは大切な家族です。今一度、お互いの理解を深め合うことをテーマに、エンディングノート作りに取り組んでみていただければと思います。

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